シロアリ対策で電気を消すべきか完全ガイド
夜に急に羽アリが飛び回って、シロアリで電気を消すべきかどうか迷ってスマホで検索している人は多いと思います。羽アリで電気を消すのが正しいのか、逆に羽アリで電気つけっぱなしにしておくとどうなるのか、シロアリの羽アリの光や照明への反応がよく分からないと、不安で落ち着かないですよね。
特に、シロアリの羽アリが光に集まるのか、羽アリの走光性がどれくらい強いのか、シロアリにLED照明は有利なのか、それともあまり変わらないのか、誘虫ランタンや捕虫器を使うべきなのかなど、ネットの情報もいろいろあって混乱しがちです。「この状況で電気を消すのが正解なのか」「そもそも今やるべきことは何か」が分からないまま、時間だけが過ぎてしまうこともあると思います。
さらに、「もしこれが本当にシロアリだったら、家がボロボロになるんじゃないか」「業者を呼んだらいくらかかるんだろう」といったお金や将来の不安も頭をよぎりますよね。羽アリが数匹飛んでいるだけなのか、それとも家のどこかに大きな巣ができているのか、自分では判断しにくいところが、この問題をよりややこしくしています。
この記事では、シロアリや羽アリと電気や光との関係を、現場目線で分かりやすく整理しながら、今すぐできる応急処置から、空き家や長期不在時に電気を消すかどうかの判断ポイントまで、順番にお話しします。読み終わる頃には、「今この状況で私は何をすればいいのか」「どこから先は専門家に任せた方がいいのか」が、はっきりイメージできるようになるはずです。
もちろん、ここでお伝えする内容はあくまで一般的な目安で、建物の構造や被害状況によって最適な対策は変わります。正確な情報は公式サイトや各自治体、関係機関の情報も確認しつつ、最終的な判断は専門家にご相談くださいね。
まずは無料で状況だけ確認しませんか?
シロアリが噛むかどうかの不安が落ち着いたあと、次に気になるのは 「家に被害が出ているのか」「今すぐ対策が必要なのか」 ですよね。
実際のところ、シロアリ被害は見た目だけでは判断しにくく、 専門業者の点検で初めて分かるケースも少なくありません。 だからこそ、費用をかける前に無料点検・無料見積もりで確認するのが安心です。
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- シロアリや羽アリが電気や光に集まる理由と仕組み
- 今まさに羽アリが出たときの電気の消し方と応急処置
- 空き家や長期不在時に電気を消すか残すかの判断基準
- 専門業者に相談すべきサインと自己対処の限界
シロアリ対策で電気を消す効果

ここでは、シロアリ対策で電気を消す行動がどこまで意味を持つのかを整理していきます。検索でよく見かける「電気を消せば大丈夫」「電気つけっぱなしは危険」といった情報を、一度フラットに分解して、今すぐ役立つ現実的なラインをお伝えしていきます。ここが曖昧なままだと、「何となく不安だから全部の電気を消す」「逆に何も変えずに様子見する」といった、極端な判断になりがちなので、最初にしっかり整理しておきましょう。
大事なのは、シロアリ対策としての「電気」の役割を、光のコントロールと換気や湿気管理のための電力という、二つの視点に分けて考えることです。ここを分けておくと、「今は光を減らすべき場面なのか」「それとも換気を止めてはいけない場面なのか」が、かなり見えやすくなりますよ。
シロアリ電気を消す不安と疑問
まず押さえておきたいのは、多くの人が「シロアリで電気を消すべきかどうか」を考えるのは、ほとんどが夜に羽アリを見かけたタイミングだということです。部屋の照明の周りや窓ガラスに羽アリが集まり、パニック気味に電気を消すかどうか悩む、という流れですね。「このまま電気をつけていたら、もっと入ってくるのでは?」「逆に急に真っ暗にしたらどこへ行くの?」と、不安が一気に押し寄せてくる瞬間だと思います。
実際のところ、電気を消す行動そのものは、羽アリの侵入や集まりを一時的に抑える意味では有効です。羽アリには光に向かう性質(走光性)があるので、明るい部屋があるとそこを目指して集まりやすくなります。だから、「窓から漏れる光を減らす」「不要な部屋の照明を消す」といった工夫は、羽アリの数を少しでも減らすうえで役に立ちます。
ただ、その一方で、電気を消したからといって、床下や壁の中にあるシロアリの巣自体は一切なくならないという現実もあります。ここを勘違いしてしまうと、「電気を消しておけばとりあえず安心」と思い込んでしまい、気づいたときには構造材の被害がかなり進んでいた、というケースもありえるんです。
電気を消すべき典型的なシーン
- 今まさに部屋の照明に羽アリが群がっているとき
- 窓や網戸の近くを羽アリが飛び回っていて、室内に入ってきそうなとき
- 羽アリが飛ぶシーズンの夕方〜夜に、窓から明かりが大きく漏れているとき
こういう場面では、一度部屋を暗くして、外部への光漏れを減らすことに十分な意味があります。逆に、すでに羽アリの姿が見えない昼間に、ただ「怖いから」という理由だけで電気を消し続けても、シロアリの被害を減らす効果はほとんどないと考えて大丈夫です。
ポイント
シロアリ電気を消すか迷ったときは、「今見えている羽アリの動きを抑えたいのか」「家の中の巣そのものをどうにかしたいのか」を分けて考えるのがおすすめです。前者には電気を消す効果がありますが、後者は電気ではなく点検と専門的な施工の領域になります。
ここ、すごくモヤモヤしやすい部分だと思いますが、「電気=応急処置」「点検と施工=根本対策」と整理しておくと、今後の行動を決めやすくなりますよ。
羽アリと電気を消す駆除方法
次に、羽アリと電気を消す行動をうまく組み合わせた具体的な駆除方法を整理していきます。夜に羽アリが大量発生したとき、いきなり殺虫スプレーを部屋中に撒くよりも、まず電気のコントロールで羽アリを一ヶ所に集める方が、落ち着いて対処しやすいですし、後片付けもしやすくなります。
基本のステップ(夜に羽アリが出たとき)
- 窓やドアをしっかり閉めて、外からの侵入ルートを減らす
- 部屋の照明をいったんすべて消して、室内を暗くする
- 1か所だけスタンドライトやデスクライトをつけて、羽アリをそこに誘導する
- ライトの近くに集まった羽アリを、掃除機や粘着テープなどでまとめて処理する
- 翌朝、床や窓際に落ちた羽や死骸をしっかり回収し、発生源になりそうな場所をチェックする
このときのポイントは、「徹底的に暗くしたあとで、あえて1つだけ光源を残す」というやり方です。部屋ごとに中途半端に明るさを残してしまうと、羽アリが分散してしまい、結局あちこちで飛び続けることになります。いったん真っ暗にしてから、一つだけライトをつけるイメージですね。
掃除機・粘着テープ・スプレーの使い分け
羽アリの応急処置ツール比較
| 方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 掃除機 | 一気に大量に吸い取れる | 紙パックやダストボックス内の処理を必ず行う |
| 粘着テープ | 狙った場所の羽アリだけピンポイントで取れる | 広範囲だと時間がかかる |
| ハエ取り紙 | ライト近くに吊るして受け身で捕獲できる | 小さな子どもやペットの手が届かない位置に設置 |
| 殺虫スプレー | 動きの速い個体にも対処しやすい | 使いすぎると人やペットへの影響に注意 |
掃除機は「数が多いときに一気に片付けたい」ときに最適です。ただ、吸い込んだあとの個体が紙パックの中でしばらく生きていることもあるので、作業後に袋を口ごと縛って廃棄する、もしくは屋外でビニール袋に入れて処理するなど、最後まで気を抜かないようにしましょう。
粘着テープやハエ取り紙は、ライトの近くに集まった羽アリを静かに処理したいときに便利です。粘着力が強すぎるテープを壁や天井に使うと、クロスを傷めることがあるので、使いどころは少し意識しておくと安心です。
注意
巣の入口らしき穴や床下の隙間に向かって、家庭用の殺虫スプレーを長時間噴射するのはおすすめしません。薬剤の届かない奥の巣を刺激して、かえって被害範囲が広がるリスクも考えられます。あくまで「飛んでいる羽アリへの応急処置」として、必要最低限にとどめておきましょう。
ここまでが、羽アリと電気を消す行動を組み合わせた、いわば「その夜を乗り切るためのやり方」です。この後でしっかり発生源の確認や点検につなげていくことで、ようやく本当に意味のあるシロアリ対策になっていきます。
羽アリと電気つけっぱなし注意
羽アリと電気つけっぱなしの関係についてもよく質問を受けます。結論から言うと、羽アリが飛ぶ季節・時間帯に、窓際の明かりをつけっぱなしにしておくと、外からの飛来を増やしてしまいやすいです。ここでのポイントは、「いつ」「どこの電気」をつけっぱなしにするか、という具体的な部分です。
羽アリが飛びやすいタイミング
シロアリの種類によって多少の差はありますが、一般的には次のような条件がそろうと、羽アリが一気に飛び出しやすくなります。
- 時期:梅雨前後〜真夏にかけて(地域差あり)
- 時間帯:夕方〜夜にかけて
- 気象条件:雨上がりや蒸し暑くてジメジメした日
この条件のときに、窓のカーテンを開けたまま、室内の明かりが外にダダ漏れしていると、それだけで羽アリを含む昆虫全般にとって「ここに明るい場所がありますよ」という目印になってしまいます。特にベランダ側や玄関まわりの電気をつけっぱなしにしていると、窓際やドア付近に羽アリが集まりやすくなります。
やっておきたい「つけっぱなし」対策
- 家族が集まっている部屋だけ明るくして、使っていない部屋の照明はこまめに消す
- 夜はカーテンや雨戸をしっかり閉めて、外への光漏れを減らす
- 玄関灯や外灯は、人の出入りが多い時間帯だけタイマーで点灯し、それ以外は消灯する
- 防犯上どうしても灯りが必要な場所は、光量を落としたり、照らす向きを工夫する
こうした工夫を続けるだけでも、羽アリの飛来リスクをかなり抑えられるケースが多いです。完全にゼロにはならないものの、「わざわざ虫を呼び寄せるようなライティング」を避けるだけで、体感としてはかなり違ってくると思います。
注意
とはいえ、防犯や安全の観点から、玄関や共用廊下の明かりを簡単に消せない場合もありますよね。この場合は、照明の種類や光の向き、点灯時間で調整するのがおすすめです。無理に真っ暗にしてしまうと、別のリスクが出てきてしまうので、バランスが大事ですよ。
羽アリと電気つけっぱなしの関係は、「虫を呼び込む光」と「生活や安全のための光」の折り合いをどう付けるか、という話でもあります。あなたの家の立地や生活スタイルに合わせて、できる範囲から見直してみると良いかなと思います。
羽アリと光や照明の走光性
羽アリと光や照明の関係を理解するうえで、外せないキーワードが羽アリの走光性です。走光性というのは、簡単に言うと「光の方へ向かっていく習性」のこと。シロアリの羽アリの中にも、この走光性が強い種類がいます。ここを知っておくと、「なぜ電灯の周りにばかり集まるのか」「どうして窓ガラスにびっしり張り付くのか」が、だいぶ腑に落ちるはずです。
イエシロアリの群飛と明かり
例えば、イエシロアリの羽アリは、梅雨どきの夕方から夜にかけて、一斉に巣から飛び立ちます。このとき、近くに明るい場所があると、そこを目指してどんどん集まってきてしまうわけです。街灯やコンビニの照明、マンションの廊下の灯りに羽アリが群がっている光景は、まさに走光性の典型です。
ただし、走光性は「光さえあればどこまでも飛んでくる」という万能な磁石のようなものではなく、あくまで「飛び立ったあとの進行方向を左右する要因の一つ」くらいのイメージで捉えておくと良いです。巣から飛び立った羽アリが、たまたま周りにある明かりを目指して集まってくる、その結果として電灯の周りがすごいことになる…という流れですね。
「外の明かり」と「室内の明かり」の違い
ここで大事なのは、「外にある明かり」と「室内の照明」が持つ意味の違いです。
- 外の街灯や看板の明かりに羽アリが集まっている場合
→ 近くにシロアリの巣がある可能性はあるものの、どの家かまでは特定しづらい - 室内の照明や照明カバーに羽アリが大量に集まっている場合
→ 家の中やすぐ近くに巣がある可能性が高く、リスクはグッと上がる
外の明かりだけに集まっている状態は、「広いエリアで起きている自然現象」の一部として見ることもできます。一方で、室内照明のカバーの中に羽アリや羽の残骸が溜まっている場合は、かなり強い危険シグナルだと考えてください。
豆知識
羽アリとシロアリ本体は見た目も役割も違います。羽アリは「繁殖のために外に出てくる一時的な姿」であって、家を食べている主力は、暗い場所に隠れている職蟻たちです。走光性を利用した対策は、あくまで表に出てきた一部の個体への対処だとイメージしてください。
見た目の違いが気になる場合は、「シロアリ 羽アリ 見分け方」で画像付きの情報を確認しておくと、次に見つけたときの安心感が少し変わってくると思います。
羽アリと光の関係を知っておくと、「とりあえず全部の電気を消しておけばいい」という発想から一歩進んで、「どの明かりをどうコントロールするべきか」を考えられるようになります。ここが分かっているだけで、夜の羽アリ騒動に対するストレスはかなり減るはずです。
羽アリとLED照明の使い分け
最近は、「羽アリにLED照明は効くのか」「LEDに変えれば虫が寄らないのか」といった相談もよくあります。結論だけ先に言うと、LEDに変えることで虫が減るケースはあるものの、完全にゼロにはならないと考えておくのが現実的です。「LEDだから虫が来ないはず」と期待しすぎると、どうしてもギャップが出てしまいます。
LEDと蛍光灯・白熱灯の違い
蛍光灯や白熱灯と比べると、一部のLED照明は紫外線の放出が少ないと言われています。多くの昆虫は紫外線を手がかりに光を感じているため、紫外線の少ない光源は、相対的に虫が寄りにくいことがあります。ただし、
- LEDでも製品によって波長や明るさの特性が違う
- 周囲が暗い場所では、どんな光源でも相対的に「目立つ」
- 屋外の環境や他の光源との組み合わせによって実際の効果が変わる
といった要素もあるので、「LED=虫ゼロ」とはならない、という前提は大切です。
羽アリとLEDの上手な付き合い方
実務的には、次のような使い分けがしやすいです。
- 玄関やベランダなど、虫の飛来が気になる場所は、紫外線を抑えたLEDに切り替える
- それでも虫が多い場所には、誘虫ランタンや捕虫器を屋外に設置し、そちらに集めて処理する
- 室内は、カーテンや雨戸で光漏れを減らす対策とセットで考える
つまり、LED照明はあくまで「虫全般の飛来を減らすための一つの工夫」であって、シロアリの予防策そのものではないということです。シロアリの被害を本気で抑えたいなら、床下の湿気対策や建物の構造的な弱点のチェックといった、もう一歩踏み込んだ対策も必ずセットで考える必要があります。
なお、ニオイによる対策に興味がある場合は、シロアリとペパーミント対策完全ガイドで、天然系の対策の考え方も詳しく解説しています。LED照明とあわせて、複数の対策をバランスよく組み合わせるイメージで考えてもらえると、より現実的な守り方になっていきますよ。
羽アリ室内でどこから侵入か
羽アリ室内でどこから入ってきたのか分からない、という声も本当に多いです。実際、羽アリはとても小さいので、窓サッシのわずかな隙間や換気口、浴室やトイレの天井裏など、いろいろなルートから侵入してきます。一見しっかり閉めているつもりでも、虫にとっては十分すぎるほどの入口があったりするんですよね。
室内でチェックすべきポイント
室内で羽アリを見つけたときは、次のポイントを順番にチェックしてみてください。
- 窓際やサッシのレールに、羽だけがたくさん落ちていないか
- 照明カバーの中や周りに、羽アリの死骸や羽がたまっていないか
- 浴室の天井点検口、ユニットバスの継ぎ目、配管の周りに土のトンネル(蟻道)がないか
- 床や壁の一部がぶよぶよしていたり、表面が膨らんでいないか
- 窓枠や敷居の木部に、小さな穴やかじられたような跡がないか
こうしたサインが複数見つかる場合は、家の中かすぐ近くにシロアリの巣がある可能性が高い状態です。この段階では、電気のオンオフよりも、早めに専門業者の点検を受けた方が結果的に安心につながりやすいと感じています。
「一匹だけだから大丈夫」は危険?
よくあるのが、「羽アリを一匹だけ見かけたけど、その後は出てこないから放置している」というケースです。正直なところ、一匹だけ見ただけでは、被害の有無を断定することはできません。ただ、床や窓際に羽だけがたくさん落ちているような状態であれば、すでにどこかで群飛が行われた可能性が高く、注意レベルは一段上がります。
シロアリによる人やペットへの影響が気になる場合は、シロアリが噛む危険性と人とペットの守り方徹底対策マニュアルも合わせて読んでおくと、全体像がつかみやすくなりますよ。
ポイント
「どこから入ってきたのか」を追いかけることは大事ですが、ゴールは「巣がどこにあるのか」「被害がどこまで進んでいるのか」を把握することです。自力での目視確認には限界もあるので、違和感が続くようなら、早めにプロの目を入れてしまうのが結果的に近道です。
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シロアリが噛むかどうかの不安が落ち着いたあと、次に気になるのは 「家に被害が出ているのか」「今すぐ対策が必要なのか」 ですよね。
実際のところ、シロアリ被害は見た目だけでは判断しにくく、 専門業者の点検で初めて分かるケースも少なくありません。 だからこそ、費用をかける前に無料点検・無料見積もりで確認するのが安心です。
無料点検なら、
- 本当にシロアリかどうか
- 被害の有無と範囲
- 対策が必要な場合の見積もり目安
これらを一度に把握できます。
※ 点検・見積もりが無料かどうか、対応エリア、作業内容は業者ごとに異なります。 納得できない場合は、その場で契約する必要はありません。 最終的な判断はご自身で行ってください。
空き家でシロアリ対策に電気を消すか

ここからは、空き家や別荘、長期不在の家でシロアリ対策として電気を消すべきかどうか、もう少し長いスパンの話に移ります。ブレーカーを完全に落として真っ暗にする方がいいのか、換気扇などのために一部は電気を残すべきなのか、そのあたりの判断軸を整理していきます。「とりあえず電気を全部止めておけば安全そう」と思いがちですが、シロアリの目線で見ると、話は少し違ってきます。
空き家とシロアリで電気を止めるか
空き家とシロアリで電気を止めるかどうかは、よく誤解が生まれるポイントです。「電気を全部止めておけばシロアリも来ないだろう」と考えて、長期間ブレーカーを落としたままにしてしまうケースもあります。気持ちはすごく分かるのですが、シロアリの性質を踏まえると、必ずしもそれがベストとは言い切れません。
シロアリが好むのは、暗くて湿った場所です。ブレーカーを落として完全に無通電にすると、24時間換気や浴室の換気扇、除湿機などが止まり、その結果として家の中の湿気が抜けにくくなります。雨漏りや結露があればなおさら、木材がじわじわ湿った状態になり、シロアリにとって居心地のいい環境が整ってしまうこともあります。
ブレーカーを落とす前に考えること
- 24時間換気システムや浴室の換気扇がどのように運転されているか
- 以前からカビや結露が出やすい場所がないか
- 床下や基礎まわりに、水たまりや湿気がこもりやすい構造になっていないか
- 定期的に人が出入りして窓を開けられる環境か、それともほぼ完全に無人か
これらを踏まえたうえで、私は「シロアリ対策として電気を止める」よりも「シロアリ対策として必要な換気設備にだけは電気を残す」という考え方をおすすめしています。電気料金は確かに気になるところですが、シロアリや腐朽による大規模な修繕費用を考えると、「最低限の換気のための電力」は、ある種の保険と考えてもいいかもしれません。
ポイント
空き家では、「光を減らして羽アリを呼び込まない」「換気を止めすぎず湿気をためない」の両方をバランスよく考えることが、シロアリ対策として大切な視点になります。どちらか一方だけを極端に選ぶのではなく、家の状態に合わせた中間解を探していくイメージが大事ですよ。
換気扇と電気つけっぱなしでシロアリ予防
換気扇と電気つけっぱなしの関係も、シロアリ予防の現場では重要なテーマです。特に、24時間換気システムや浴室の常時換気をどうするかは、空き家や長期不在の家で悩みどころになると思います。「電気代がもったいないから止めたい」「でも湿気が心配」という、相反する気持ちの間で揺れるところですよね。
「換気」の役割を整理する
そもそも換気には、
- 室内の湿気を外に逃がす
- カビやダニ、腐朽菌が増えるのを抑える
- 建物の構造体が結露や湿気で傷むのを防ぐ
といった役割があります。これらは、シロアリ対策とかなり深くつながっています。湿気がたまりやすい場所ほど、木材が傷みやすくなり、その結果としてシロアリに狙われやすくなるからです。
一般的には、次のような考え方がしやすいです。
- 湿気がこもりやすい家や地域では、24時間換気や浴室換気扇は基本的に止めない方が無難
- 電気代が気になる場合は、風量を弱めたり、タイマー機能を活用して「完全停止」を避ける
- 床下や押し入れなど、風が通りにくい場所の状況も合わせて確認する
注意
換気扇や空調機器の設定変更は、機種や設置環境によって安全性や推奨設定が異なります。取扱説明書やメーカーの公式情報を確認し、必要であれば電気工事士や設備業者にも相談したうえで判断するようにしてください。強制的に止めてしまうより、「どうすれば安全かつ省エネで動かせるか」を一緒に考えてもらうイメージが安心です。
ここで言う「電気つけっぱなし」は、明かりをつけっぱなしにする意味ではなく、換気設備や必要な機器に電気を供給し続けるイメージです。羽アリを呼び寄せるような屋外照明はしっかり管理しつつ、建物を守るための換気は止めすぎない。このメリハリが大事かなと思います。
空き家の湿気とシロアリ被害
空き家の湿気とシロアリ被害の関係は、とてもシンプルです。湿気がたまりやすい場所ほど、シロアリのリスクは上がると考えてください。電気を止めるかどうかの議論も、突き詰めるとこの「湿気コントロール」が軸になります。
湿気がたまりやすい場所の典型例
- 床下の換気口が少ない、もしくは物置などで塞がれている
- 雨樋や屋根の状態が悪く、雨水が外壁や基礎付近に集中している
- 浴室や洗面所、キッチン周りで水漏れや結露が放置されている
- 北側の部屋や押し入れが常にジメジメしている
こうした環境が長く続くと、木材が常に湿った状態になり、カビや腐朽菌、そしてシロアリにとって居心地の良い場所になってしまいます。空き家の場合、人が出入りして窓を開ける機会が少ない分、この傾向が顕著になりやすいです。
実際に、建物の耐久性や湿気とシロアリ被害の関係については、国の研究機関などでも、床下の防湿措置や換気の重要性が繰り返し指摘されています(参考:国立研究開発法人建築研究所「省エネと結露 – 長持ち住宅の選び方」)。こうした公的な資料でも、湿気対策とシロアリ・腐朽対策がセットで語られている点は、知っておくと判断の助けになると思います。
豆知識
シロアリだけでなく、カビやダニなど、湿気を好む生き物はたくさんいます。シロアリ対策を考えるときは、「湿気をためない家づくり」はそれらすべての予防にもつながる、と考えておくとイメージしやすいですよ。結果的に、人にとっても快適で健康的な住環境に近づいていきます。
もちろん、ここでの話もあくまで一般的な傾向です。実際の家の構造や地域の気候によってベストな対策は変わるので、正確な情報は公式サイトや専門機関の資料を参考にしつつ、最終的な判断は施工会社や専門業者と相談しながら決めてくださいね。
羽アリ発生時に電気を消す空き家管理
羽アリ発生時に電気を消す空き家管理についても、少しイメージしておきましょう。普段は人がいない空き家でも、羽アリの群飛シーズンにちょうど様子を見に行ったら、窓際や床に羽が大量に落ちていた、というケースは珍しくありません。久しぶりに入った瞬間、「うわ、何これ…」と固まってしまうパターンですね。
その場に羽アリがまだいる場合
もしその場でまだ羽アリが飛んでいる場合は、居住中の家と同じように、次の流れで対処できます。
- 窓やドアを閉めて、外からの新たな侵入を抑える
- 室内の照明を一度すべて消し、1か所だけライトをつける
- ライト付近に集まった羽アリを、掃除機や粘着テープで処理する
- 処理後は、羽や死骸を残さないように掃除を徹底する
空き家の場合、人がいない時間が長い分、羽や死骸がそのまま残っていると、ほこりやカビの温床になることもあります。単にシロアリ対策というだけでなく、次に家に入ったときの衛生面やにおいの面でも、しっかり片付けておくのがおすすめです。
羽だけが大量に落ちている場合
一方で、すでに羽だけが大量に落ちている場合は、その空き家のどこかで群飛が行われたサインだと考えられます。このときは、
- 羽が集中している場所(窓際・照明・床の特定箇所)を確認する
- その近くの壁・床・天井に膨らみやシミがないか見る
- 床下点検口や浴室周りなど、シロアリが好みそうな場所を目視でチェックする
といった流れで、被害の兆候がないかを探していきます。ただし、目視できる範囲だけで被害の有無を判断するのは難しいので、少しでも不安があれば、早めに専門業者に相談した方が安心です。
空き家の管理全体の考え方については、トップページの害獣・害虫駆除についてのまとめサイトから、シロアリ以外の害獣・害虫対策も含めてチェックしておくと、長期的なリスク管理のイメージがつかみやすくなります。
シロアリと電気を消す対策のまとめ
最後に、シロアリと電気を消す対策の全体像をまとめておきます。ここまで読んで、なんとなくイメージはつかめてきたと思いますが、改めて整理しておくと判断がしやすくなります。「結局、私はどうすればいいの?」というところをスッキリさせてしまいましょう。
まとめのポイント
- シロアリで電気を消すのは、羽アリの飛来や侵入を減らす「応急処置」としては有効
- 電気を消しても、床下や壁内の巣はそのままなので、被害の進行を止める効果は期待しすぎない
- 羽アリが室内や照明カバーに大量発生している場合は、家の中や近くに巣があるサインとして要注意
- 空き家では、光を減らしつつ、換気のための電気まで止めすぎないバランスが大切
電気を消す・つけるという行動は、どうしても「今すぐ自分でできる対策」として注目されがちですが、本当に大事なのは、建物全体の湿気や構造、被害サインをトータルで見ていくことです。目に見える羽アリへの対処だけで安心してしまうと、肝心の巣を見落としてしまうリスクがあります。
この記事でお伝えした内容は、あくまで一般的な目安であり、すべての家にそのまま当てはまるわけではありません。正確な情報は公式サイトやメーカー、自治体などの情報もあわせて確認しつつ、最終的な判断は、シロアリに詳しい専門業者や建築のプロに相談して決めることを強くおすすめします。
もし今、「うちの状況はどうなんだろう…?」と少しでも引っかかっているなら、それは立派な相談タイミングのサインです。一人で抱え込まずに、気になることを整理しつつ、安心して話せるプロに一度相談してみてくださいね。
まずは無料で状況だけ確認しませんか?
シロアリが噛むかどうかの不安が落ち着いたあと、次に気になるのは 「家に被害が出ているのか」「今すぐ対策が必要なのか」 ですよね。
実際のところ、シロアリ被害は見た目だけでは判断しにくく、 専門業者の点検で初めて分かるケースも少なくありません。 だからこそ、費用をかける前に無料点検・無料見積もりで確認するのが安心です。
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